[üi]猫に誘われて亜空間へ
強風の中を猫が散歩してた
樹木の葉が風で音を立てている。その中を悠々と猫が歩いている。なんだか別世界へ誘われている気分になった。
半村良の作品で良く知っている道から路地に入って行くと亜空間に入って行くと云う手法がある。
この猫について行くと亜空間に入って行ける様な気がした。逃避性向を促すものなのかしら?と思った。
空想・妄想と亜空間への道
空想と云うのは積極的な思考方法の一つと思うが妄想は、あまり生産性が無い。
妄想をしている暇があったら、もっと現実的な作戦を立てなければと焦ってしまう事がある。
趣味は妄想です。と胸を張って答える人もいるけど、きっとそれは空想なんだろうなといつも思う。
妄想 delusion とは、非合理的かつ訂正不能の思い込みであって本人も妄想とは気付いていない結構深刻な状態なのだそうだ。
根拠が薄弱なのに確信が異常に強固な非現実的な事を本人が認識しないで思い込んでいる。かなり危ない。
病的なものは別としても自分に嘘を言っていると迷い込む軽度な妄想もある。
気を付けないといけない。
SF の様だが、亜空間への入口がこの世には幾つもあると云う話を仲間とした。
迷い込んでは、いつの間にか元の世界へ戻って来ているので不思議な体験と云う感覚でしか記憶に残っていない。
かなり危なっかしい話であるが、とても面白い。
新しい発見や価値観に遭遇した体験談の中にコッソリと存在をチラつかせる事もある。
トランス状態からチョコっと亜空間が覗けるのかも知れない。