弥栄あめ『塞翁が馬じゃ!』ameiyasaka

人間万事 塞翁が馬(さいおうがうま)人の吉兆・禍福は変転する。一喜一憂している時間は勿体ない ♪

[üi]『言葉の花束』3、手を取り合う【解説】

3、手を取り合う

企業が衰退する理由の一つは、

出世のために足を引っ張り合う

こと。企業は、足を引っ張り合

うか、手を取り合うか。

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【解説】

人には、それぞれのコンフォート・ゾーン(安心してリラックスして活躍できる場所)があります。現状維持を自然にする習性があるとも言えます。悪くなる事にも良くなる事にさえも違和感を感じて自分のコンフォート・ゾーンに戻る習性があると云う事です。

 

しかし、企業は常に革新して行かなければなりません。何故なら企業の最大の課題は存続する事だからです。時代の変化に対応し常に進化する事を強いられています。

 

何故、人の足を引っ張る様な事をする人がいるのでしょうか?

 

私達は「勝つ」事を目標にしています。企業も個人も自分の目標を達成したいと思っています。そして、「勝つ」為の努力をしています。

 

足を引っ張る人は勘違いをしている場合が多くあります。「勝つ」と云う事を他人を負けさせれば自分が勝つと考えてしまっているのです。これは、視野がとても狭く、錯覚です。

 

サッカーのチームで試合中にチームメイトの邪魔をしている様なものです。誰と戦っているのかを錯覚しているのです。

 

サッカーの場合は、相手のチームが負ければ自分のチームが勝つ訳ですが、ビジネスや人生では必ずしもこの方式は当てはまりません。サッカーもフェアプレーやファインプレーにファン・サポーターが感動してこそ共に勝ったと言えます。

 

ビジネスの場合、同業者全体で立ち向かわなくてはならないものもあるし、人生においてはさらに大きな括りで考えないといけないものも多くあります。

 

人類全員で立ち向かわなければならない時に、戦う相手に人間は含まれません。

 

では、「勝つ」とは何と戦い勝つ事なのでしょうか?

 

それは、昨日の自分に今日の自分が勝っているかどうかを示しています。

その為に、チームメイトと手を取り合って戦う必要が有るわけです。

 

他人と戦っている余裕はありません。企業は足を引っ張り合うか手を取り合うか体質が別れて来ます。相手を変えようとしても、エネルギーがいるだけで殆ど効果はありません。先ず自分を変化させて状況を変化させる。これが最短のコースです。

 

自分は、間違って無くて相手が間違っているのに、どうして自分が変らなければならないのか?と一生言っているつもりでしょうか?

 

方法は無限大にあります。時間は有限でも、その使い方は無限です。あなたが「勝つ」為に何もためらう理由はありません。自分が変化する事で状況が変化して行く醍醐味を味わってみましょう。

 

「勝つ」とは、昨日の自分に今日の自分が勝ち、チーム全体で勝ち、お客様や社会、同業者とも「共に勝つ」事なのです。手を取り合って、共に勝ちましょう!