[üi]ガンダムの世界観が子供達を育てたのかも
やしきたかじん「ガンダムは嫌いだ」と云う話を追悼記事で岡田斗司夫氏が書いていた。劇場版の機動戦士ガンダムで主題歌をやしきたかじんが歌った時に監督が彼をただの歌手扱いにして不愉快になったと云うエピソードで、坊主憎けりゃ袈裟まで憎いと云う事か作詞作曲にも不服を言っていらした様だ。
劇場版 機動戦士ガンダム
『砂の十字架』
作詞・作曲 - 谷村新司 / 編曲 - 青木望 / 唄 - やしきたかじん
岡田氏は、「愛している」の対義語は「無視」であって「嫌い」は「無視」よりも「愛している」に近いので良かったと結んでいた。^^;
ガンダムTVシリーズは受難のスタート
TVシリーズのガンダムは初回放送から視聴率が低迷しスポンサーからの要望やテコ入れを繰り返したが打ち切りが決まった受難作だ。しかし打ち切り決定後から人気が急上昇し最終回で死ぬ予定だったアムロは命拾いした。
登場人物や世界観の描写に力を入れたサンライズの思惑どおり高年齢層を意識した作品作りはその後のモデルとなった。再放送が重ねられたのとバンダイから発売されたMSのプラモデル(ガンプラ)の爆発的人気で社会現象にまでなった。
視聴率が低いのは、暗い雰囲気のシャアが原因とスポンサーから美形悪役のシャア・アズナブルを左遷する様に言われる中で頑張ったスタッフの逸話は涙ぐましい。
ガンダムの世界観が子供達を育てたのかも?
原子力の話を子供達がする際にガンダムの話が出て来た。本当に信じていたかどうかは別だが、大人たちが安全神話で不安を封じ込めていた中でも子供達はちゃんとガンダムの世界観に共鳴していた様だ。