[üi]広島の路面電車「顔」Face が勢揃いした素敵な葉書!
明治から大正になった1912年開通
素敵な絵葉書を三枚頂いた。(ひろしまえーはがき)広島の路面電車の「顔」が一同に揃ったものだ。1910年に広島電気軌道株式会社が設立され、明治から大正になった1912年に新時代を象徴するかの様に路面電車は開通した。その利便性から市民の生活には欠かせないものになった。
路面電車は市民の生活と共に歴史を歩んで来た
1945年8月6日も路面電車は広島と共に被曝した。壊滅的な被害の中でわずか3日間の空白で運転を再開している。電車が走りだしたのを見た市民はどんなに心強かっただろう。その事を思うと急に涙が吹き出て嗚咽が止まらなく成った。関係者のご努力に敬服するばかりだ。
また、1960年代には自動車が全盛期に入り他府県では次々に路面電車が廃止された。広島電鉄はそんな中でも懸命に努力を重ねられ市民も路面電車を必要とした。平成24年3月で、一日の利用者は約15万人。被曝した電車も現存する。
広島は路面電車の博物館
全国で廃止に追い込まれた電車を引き取りチンチン電車と親しまれた路面電車が広島を走る事になった。他府県の人が広島を訪れた時に、自分たちの地域のプレートを付けたまま走る電車を見て「懐かしい!」と喜ばれた。懐かしい電車は国内だけでなく海外からも多く集まり文字通り路面電車の博物館と成った。
時代はさらに進み、現在は人や環境に優しく改良しグレードアップした電車、LRT ( Light Rail Transit ) へ進化しようとしている。
未だに、広島の多くの人が電車やバスを降りる時に運転手さんや車掌さんに「ありがとうございました」と声をかける。子供の頃からの習慣が「いただきます」と同じ様に自然と声に出る風習はとても素敵だ!
これからも市民と共に歩んで欲しいと願っている。
路面電車の紹介をお楽しみ下さい♪