弥栄あめ『塞翁が馬じゃ!』ameiyasaka

人間万事 塞翁が馬(さいおうがうま)人の吉兆・禍福は変転する。一喜一憂している時間は勿体ない ♪

[üi]『言葉の花束』2、批判をする人 【解説】

2、批判をする人 【解説】

うまくいっていない人ほど、

他人を批判する。

うまくいっている人ほど、

他人を褒める。

 

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【解説】

批判をする事は決して悪い事では無い。アメリカでは1930年代に教育学上で「批判的思考(クリティカル・シンキング)」が主張され日本でも1970年代に導入され始めた。

 

昨年は文部科学大臣が「社会の期待に応える教育改革の推進」で批判的思考を重視した改革を提唱したり、中央教育審議会高等学校教育部会では、「高校生が身につけておくべき最も重要なもの」と云う意見もあった。

 

正しいプロセスで批判的思考をした場合は、ものの本質を見極める有効な手段となる。しかし、批判(吟味・省察)をするには、その対象や問題をしっかりと理解した上でしなければ、ただの誤解や揚げ足取りや間違った議論が展開される問題があると言われている。

 

ここで言っている「批判」は、本来は間違って私達が日常使っている否定・非難と同義に使っている用法の批判であって創造性も建設的な意図も無いものである。

 

自分の生活や仕事がうまく行っていない人は、原因を他に転嫁する事が多い。時代が悪いとか国が悪いとか会社が悪いとか上司・同僚が悪いとか・・・将に被害者意識に陥って停滞している。

 

反対にうまく行っている人は、要因は自分の力だけでは無いと気づいていて、周りに感謝できる様になっている。

 

これは、その事に気づかせてくれる言葉だ。人は弱いので度々この負のスパイラルに落ち込む。他を批判しているばかりでは、この負のスパイラルから抜け出す事は出来ない。

 

抜け出す方法は、周りを良く見て自分を支えてくれている人へ感謝する。そして、人の良い所を見つけ出して褒める。ちょっとしたスイッチを入れるだけだ。

 

これで、全てうまく行くとは限らないが少なくともスタートラインには戻れる。