弥栄あめ『塞翁が馬じゃ!』ameiyasaka

人間万事 塞翁が馬(さいおうがうま)人の吉兆・禍福は変転する。一喜一憂している時間は勿体ない ♪

[üi]いつの間にか内科に行かなくなっていた。なかなか注射を打ってくれない病院が増えたからかな?

そう言えば、いつの間にか内科に行かなくなっていた。子供の頃は風邪をひけば内科に行くものと思っていた。

 

注射をしてもらい薬をもらい卵酒を飲み氷枕をして寝る。家族も皆、祖父の代から通っている病院に行くのは生活に溶け込んだ行動パターンだった。先生は家族全員を知っていて生活状態等も把握されていた。

 

盆節気にはお酒を持って行くのも普通だった。

 

風邪をひかなかくなった訳では無い

大抵は市販薬のパブロンか何かを早めに飲んで諸症状を抑えて治るのを待つ様になった。東京で仕事をする様になって、辛い時に病院で点滴をして貰いたくて行くと、大学から来ている先生に「注射を打つ医者は藪だよ、田舎なら打つ人もいるけど」と云われなかなか注射を打ってくれないのも内科に行かなくなったキッカケかも知れない。

 

以前は、辛くて頭が痛い時にホームドクターが看護婦さんに「ザルソカインとアリナミンFを入れてあげて」と点滴の指示をされる声を聞くと、それだけで楽になる様な気がしたものだ。(^_^;)

 

引越た事もあるが、両親は別として家族も同じ様に市販薬を飲んでホームドクターとしての内科に依存しなくなっている。良い事かどうかは一概に言えないが家族が同じ病院に行くと云う事は無くなった。

 

四人兄弟姉妹の末っ子の男の子が美容院で「家族で一番耳が柔らかい」と言われたと聞き、全員が行っているのは美容院だけだなと気づいた。

 

先生が教養深く幅が広い人で、守備範囲も広い。BGMも何系?と解らない様な不思議な雰囲気を醸し出している素敵な人だからだろうか。女性陣も切ってしばらくすると先生の技術力が格段に上等なものだと云う事が解ると言っていた。

 

もう四半世紀もそこに行っているが、僕の場合は長い間「言われた通りに切るけどうちで切ったと言わないでね」と言われる様な妙に長い変な髪型をしていた。(^_^;) 最近は、お勧め通りに髪も染めず短く刈って玉ねぎの様な髪型をしている。

 

歳をとって自分を見つめられる様になると恥ずかしい事をしていた事に気づく事も増える。