弥栄あめ『塞翁が馬じゃ!』ameiyasaka

人間万事 塞翁が馬(さいおうがうま)人の吉兆・禍福は変転する。一喜一憂している時間は勿体ない ♪

[üi]縹色(はなだいろ)の空は、その色がトリガーとなって僕の心を海に誘う!心がワサワサするのを抑える為にはベーリング海の荒天を思い浮かべるのが一番。海へ掻き立てる想いが潮の様に引いて行く。

空は今日、縹色(はなだいろ)らし

縹色 #267CA7 は、明度が高い薄青色の事で露草の花弁から絞りとって染料にしていた色だ。原材料のツユクサの露草色 #21A0DB よりは少し濃い。

 

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日本の伝統色 和色大辞典 - Traditional Japanese Color Names

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この色の空を見ると僕は無性に海に出たくなる。空の色がトリガーになっているのか、心がワサワサして来る訳だ。

 

そうは言っても海に出れない時には、ベーリング海のカニ漁の映像を思いだす。すると一瞬で、いやいや海は大変だと心のワサワサしたのが収まって来る。(^_^;)

 

ディスカバリーチャンネルが7年に渡ってベーリング海で一攫千金を狙うカニ漁の取材をした番組がある。

 

その間60回の出漁があり20隻の船が沈み80人が命を落としている。将に命がけの仕事だ。海で時化(シケ)にあった事がある人ならゾクッとする映像だ。

 

 

荒天の海は厳しい。軍艦が荒天の中で波を切って走る姿は勇ましいものだが、民間の船が時化た海を走っている姿は痛ましい思いがする。

 

 

帆船・セーリングボートは風よりも早く走れるか?と云う命題があり、多くの専門家が解説し理論的には早く走れる力学の証明がなされた。

 

風で走る帆船が風より速く走れると云うのは面白い。この手の話の時に、1967年に放映された「光速エスパー」と云う実写版のドラマを思い出す。

 

主人公の東ヒカルはスポンサーの「光る東芝」から由来していてガールフレンドの名前も芝光子。子供の時に見ていたのだが主題歌でイキナリ「光より早いのさ〜」と歌われ、それなら超光速エスパーだろうと怪訝に思った。

 

ジェット噴射のまま宇宙を飛んでるし。この番組は信用出来ないなと子供心に感じたのを思い出す。

 

鉄腕アトムはジェット噴射で宇宙に向かう途中にちゃんとロケット噴射に切り替えていた。手塚治虫の高い科学性で洗礼を受けた世代には雑な作りは辛い。

 

 

帆船の話に戻るが、実は帆船は風だけで走っているのでは無く海流や波の影響も多い。クルージング中に暴風波浪警報が出てウネリの中を走る際に39フィートの船でサーフィンの様に数時間に渡って何度も滑走した経験がある。

 

風より断然早い。大きな波を斜めに滑り落ちて行くのはとてもエキサイティングなものだったが、波に乗れないと大変危険な事だと云うのも思い知った。

 

帆船が風より速く走り、光速エスパーが光より早く飛ぶ?笑い話になってしまったが、変性意識状態で「ぶっ飛んだ自然体」になると通常の自分の力を超えたものが出てくる研究は面白い。