弥栄あめ『塞翁が馬じゃ!』ameiyasaka

人間万事 塞翁が馬(さいおうがうま)人の吉兆・禍福は変転する。一喜一憂している時間は勿体ない ♪

[üi]耳が痒くて病院に行ったら「つつき過ぎ」と云われた。綿棒が一年に60億本も製造されていると聞いて、皆んなつついてるじゃない!と思ったのだが・・・

耳が良く痒くなる。お医者様に聞くと「つつき過ぎ」と云われる。痒いからつつくのだけど・・・。

 

納得してそれ以来は民間療法?で、綿棒にイソジンを染ませて、つついている。なかなか気持ちが良い。長年の間つつき過ぎた為か耳の中の軟骨が大きくなり穴が小さくなった。

 

綿棒を奥の方まで入れようとすると引っかかる。無理やり入れると頗る痛い。身体にも悪そうだ。

 

自分で綿棒を買いに出掛けると色んな種類があった。お目当ては細い綿棒なのだが、それは直ぐに見つかった。ベビー用綿棒だ。気になるので他の物も色々手に取って見た。

 

綿球の大きさや形の違うもの、黒色のものや粘着剤がついている物まで色々あって面白い。でも長さは皆んな同じだった。

 

7.6㎝で3インチ綿棒と云うらしい。元がアメリカから入って来たものだから規格がインチのままの様だ。医療用には15㎝の6インチ綿棒があると聞いた。

 

アメリカ人の Leo Gerstenzang が妻が爪楊枝に脱脂綿を巻きつけているのを見て1923年に商品化したのが初めらしい。英語では Cotton bud だが、開発者の会社の商品名が Q-tips で今も代名詞の様になっている。

 

日本では戦後になって入って来て爪楊枝の産地の岐阜県高山市で製造が開始されたと云う。平和エーザイが1965年に製造を開始している。こんにち年間総合の製造数が60億本とは凄い量だ。

 

中国では昔から耳かき屋があり伝統的な職業だ。現代の耳かき屋さんの様子を見ても凄く気持ちがよさそうで羨ましい。

 

長い綿棒を耳に刺したまま音叉で振動を伝えたり手法も様々だ。YouTube にも色々映像がある。銭形平次がいつも膝枕で耳かきをしてもらっていた映像が脳裏にある人も多いだろう。日本でも膝枕で耳かきをする商売が出来たがこれはカテゴリーが違う。(^_^;)

 

スタートレックに出てくる金儲けが全てに優先するフェリンギ人は耳が性感帯になっていた。耳かきは気持ちが良いものと云う感覚は多くの人達の共有感覚なのは間違いない。つつき過ぎるのは良くないらしいが・・・