弥栄あめ『塞翁が馬じゃ!』ameiyasaka

人間万事 塞翁が馬(さいおうがうま)人の吉兆・禍福は変転する。一喜一憂している時間は勿体ない ♪

[üi]パイプの煙をくゆらせながら考えた。新しい会社や組織で未経験から加熱して苦い思いをしている人はメアリー・ポピンズに習おうと!

FUKASHIRO hand made in Japan と刻印された、深代喫煙具製作所のハンドメイドのパイプを入手した。通常使用しているものよりも小さい「ちょい吸用」でフィルターも3mm(経)のもの。

 

長さは少し切って使う。同じ製作所で作られている Roland は持っていたが FUKASHIRO 刻印のものは初めてだ。とても可愛らしい。

 

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ボールの中は黒色だが、まっさらでカーボンは未だ付いていない。カーボンは吸っているうちに内側に付着する。厚みが増して来ると削らないといけないやっかいなものだ。

 

しかしカーボンが無いとパイプに熱が直接伝わって温度が上がってしまい焦げる事もあるので、とても大切な要素だ。パイプの煙は温度が低いと美味しい、熱くなると不味くなるので最初は大変不味いものを吸う羽目になる。

 

僕の技術ではとても美味しくは吸えない。そこでちょっとインチキ?な方法がある。ボールの内側を水で湿らせてからスプーン一杯のグラニュー糖を入れる。

 

勿体無いが砂糖は捨てる。すると内側にグラニュー糖が付着する。そこへ煙草の葉を上手に詰めて吸うと即席でカーボンが出来ると云う先人の知恵だ。

 

パイプ煙草を吸うのはもっぱら瞑想用だが、煙をくゆらせながら考えた。

 

新しい会社や組織もパイプと似ているところがあって、経験が薄く緩衝材も無い。カーボンの無いパイプと同じで直ぐに熱くなり皆が苦い思いをする。

さらに吸い方が下手だと蒸気機関車よろしくモクモク煙をだして、煙いし不味いし周りも迷惑をする。生みの苦しみと言えばそれまでだが、辛抱は出来ても我慢は続かない。

 

好きなものも嫌になりかねない。新しい会社や組織にもカーボンを早く作る方法は無いかしらと。

 

僕の大好きなジュリー・アンドリュースが扮するメアリー・ポピンズの映画の劇中歌を思い出した。スプーン一杯のお砂糖で苦い薬も楽に飲める♪ と云う『A Spoonful Sugar』と云う歌だ。

 

この歌は、薬を飲むのも嫌いで部屋の片付けも出来ない子供たちに魔法使いの家庭教師メアリー・ポピンズが、スプーン一杯のお砂糖で薬も楽に飲める。

 

仕事もゲームにすると楽しく出来ると教えるシーンで歌われていたものだ。

 

『A Spoonful Sugar』
Song by Mary Poppins

In ev'ry job that must
be done there is element
of fun; you find the fun and snap! The job's a game;
And ev'ry task you undertake
becomes a piece of cake,
a lark! A spree!
It's very clear to see

That a spoonful of sugar helps the medicine go down,
the medicine go dowwown,medicine down.
Jast a spoonful of sugar helps the medicine go down
in a most belightful way.

 

昔、会社で仕事をゲーム化すると言って顰蹙をかった事がある。ゲームと云うと不謹慎な響きがある様だ。さすがに最近では、丁寧に説明すれば理解を得られる様になった。

 

パイプのカーボンの様なものを速攻で会社や組織内で作る方法。表彰やサンクスカードに似ているが、ポイント制のゲームにしてしまう。ラインナップや朝礼、ミーティングなどで仲間の素敵な仕事ぶりや工夫している事を見つけて発表し、皆で拍手をする。

 

発表した人に1ポイント、そして素敵な仕事っぷりと認めらられた人にも1ポイント加算されてポイント数を競う。ささやかなインセンティブもあると楽しさが倍増する。

 

すると仲間の良いところを発見する目が養われ全体のスキルも上がる。なんと言っても前向きで和やかなムードが一気に構築されるゲームだ。単純でな〜んだと云う様な方法だが効果テキメン。ピンと来たらやって見て下さい。楽しいですよ♪

 

閑話休題

現在、僕は紙巻タバコは吸っていません。理由はタバコ葉への添加物や紙に付着させた火薬が発ガン性物質を含み健康を害すると考えるからです。

 

パイプ煙草も同じだと云う人が多くいますが、副流煙を含め科学的なデータは一般に言われているものと違うと認識しています。

 

嫌煙家が多い現在、なるべく迷惑がかからない様に心がけていますが、パイプ煙草批判はご容赦下さい。